ネジマキの映画感想

旧作、新作、関係なく観た映画の感想を書いています。

人気スパイアクション4作目『ミッション・イン・ポッシブル ゴーストプロトコル』を観た!

個人的にはシリーズ最高傑作でしょう。世評的にも、かなり高評価で、アメリカの辛口映画評論家、ロジャー・エバートさんも褒めてます。

個人的には、トム・クルーズさん作品の中でもかなり好きな映画です。

 

 

 

イーサン・ハントを演じるのは製作にも名前をつらねているトム・クルーズさん。今回のアクションシーンはかなり頑張ってます。

その他ではベンジー・ダンを演じるのはサイモン・ペグさん。ジェーン・カーターを演じるのはポーラ・パットンさん。新エージェントとして、『アベンジャーズ』のホークアイでおなじみのジェレミー・レナーさん。今作で意外とコメディ演技も行ける人だと発見しました。

監督は実写初監督となるブラッド・バードさん。『アイアンジャイアント』『Mr.インクレディブル』などで有名で、今作では、実写初作品なのに、堂々たる作エンタテインメント作品に仕上げています。

 

 

ストレートな感想としては、この作品をつまらないという人はかなり少ないんじゃないかなと思います。

 

まず全体のアクションシーンが非常に出来がいいです。

例えば中盤に主人公のIMF(インポッシブル・ミッション・フォース)チームがドバイで仕事をする場面があるのですが、そこで繰り広げられるアクション、特にイーサン・ハントが高層ビル(ブルジュ・ハリファ)の壁を登っていくシーンがあるのですが、そこの高さの表現や、小さな1アクションで一瞬にして落ちそうになるタイミングなど、観客がハラハラドキドキするタイミングでの演出が非常に冴えていていい感じです。

その他、ラストの敵のボスとの戦いのシーンで、おそらく誰でも知っている場所でアクションが展開するのですが、その部分も見ていて単純に楽しいです。

 

あとは全体に出てくるスパイガジェットも素晴らしいです。壁を登れる手袋や変装マスクを作れるポータブル3Dプリンター(の、ようなもの)や敵の視界をごまかすためのプロジェクターなど、全体にレトロなアイディアのものを最新のビジュアルで見せてくれている感じが良いです。

 

レトロなアイディアという点では、全体に少し昔のスパイアクションの体裁を意識している部分も良いと思います。

オープニングのあのおなじみのテーマソングが流れてからの、タイトルの登場シーンなどは、ベタだけどもやはりカッコイイし、最新のCGを使いながらも、ところどころで入る生身のアクションシーン、たとえば列車に乗る時にある少しコメディタッチのアクションシーンなど、CGが発達していない時代の工夫してあるアクション映画のワンシーンなどに見えてなかなか楽しかったです。

 

1の頃からトム・クルーズが製作でも参加しているので、ある意味「俺、かっこいでしょ!?」映画なのですが(それでも嫌味っぽくないところがトム・クルーズさんのイイところ)、ブライアン・デ・パルマさん、ジョン・ウーさん、J・J・エイブラムスさんとすごいメンツが監督してきた中でも、一番楽しい作品でしょう。