『ハング・オーバー!!! 最後の反省会』を観た!
今回の作品、楽しかったですが、前2作品ほどは楽しめなかったという感じです。
僕はこのシリーズが結構好きなので、今作で完結と銘打ってるので少し寂しい感じもありました。
監督は前2作同様、トッド・フィリップスさん。
音楽はクリストフ・ベックさん。実はこの人『アナと雪の女王』の音楽も担当していて、音楽センスの幅が超広いです。
主役の3人を演じるのはおなじみの、ブラッドレイ・クーパーさん、エド・ヘルムズさん、ザック・ガリフィアナキスさん。
今回はその3人に加えチャウを演じるケン・チョンさんも重要な役…というか、今回の作品の裏主役ともいうべく活躍をされてます。
個人的に前2作品で好きだった部分は、主人公三人を取り巻く状況が次々に変化していきエクストリームに話しが進む点だったのですが、今回の作品はストーリーに一本の軸があったせいか、良い意味でも悪い意味でも全体的にギャグも場面も物量が減った印象があって少し寂しい感じがしました。
ストーリーに一本の軸があるせいで、ギャグも、たとえばアランが天使の歌声だったという件、とか特に物語に関係ないのが余計際立ってしまったり、冒頭のキリンちゃんの首が吹っ飛ぶ部分などもエキセントリックすぎて、観てる瞬間は良いのですが、見終わった後の印象が前2作よりもあまり良くなかったです。前2作で許されてた部分が悪い方向になってしまった印象がありました。
逆に、アランがアメを使っての間接キスのギャグや、1作目の赤ん坊だった子供に嘘を教えてからの別れ際の髪をかきあげる仕草などはラスト部分に踏襲されていくので観てる瞬間はイマイチでも、見終わった後の印象が前2作よりも良かったです。これは前2作品では出来なかった部分をちゃんと表現していて好感を持ちました。
その他には今までギャグ中心で見ていたのです、細かい部分で意外と演出がちゃんとされてる映画だなぁと思いました。
例えば中盤のホテルでの高所アクションシーンとか見ていて、本当にドキドキしましたし、ラストのとあるキャラクターとの別れのシーンなど正直,少しですがグッときました。
今までのシリーズを見ている方なら、見て損のない映画でしょう。今までのシリーズを見た事のない人なら、とりあえずシリーズの1作目を見てみて面白かったら、他のシリーズを見てみるのがいいでしょうね。