ネジマキの映画感想

旧作、新作、関係なく観た映画の感想を書いています。

恐竜映画『ジュラシックワールド』を観た!

人気SFシリーズ第四弾。全世界的にもメガヒットを飛ばしてる今作ですが、1が好きな僕にとっては少し「ウーン…」な感じでした。

 

 


監督はコリン・トレヴォロウさん。この方はまだ今作で長編映画2作目なんですがすでにスターウォーズのエピソード9にの監督に内定してる大した人です。

主役には傑作スペースオペラ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で主役を演じたクリス・プラットさん。3枚目の感じでヒーローを演じたらすごいハマる人ですね。

 

今作は基本的にはかなり楽しい作品だとは思います。

とにかく展開が早くて飽きる前に次の展開が起こりテンポも良い感じです。

例えば主人公がヴェロキラプトルを制止したり、一緒にバイクで走ったりカッチョイイシーンもありテンションは上がりますし、映像面でも例えば怪獣同士のタイマンバトルは『ジュラシックパーク3』でもやってましたが、特撮特有の重量感は減退したものの今作では最新のCG技術で迫力はあります。 僕は通常画面で見たのですが、アイマックスで見ればさらに迫力が倍増でしょう。

 

ただ『ジュラシックパーク1』原理主義者の私としては、少し期待外れでしたね。

1の物語は「決して手が届かない夢に手が届いた男」つまり恐竜が大好きだけど、実物には決して会えない大人になりきれない男が、恐竜にあって、色々な目にあったあとに大人になるという物語で、人間ドラマの部分に物語を進める推進力があったのですが、今作は人間ドラマがとても薄いです。

ちょっと意地悪な言い方をすると軽薄な人間が多いので感情移入が著しく難しくなってます。

 

もし今作の主要人物にもう少しドラマ性を持たせられればもっと良かったんですが、逆にドラマ性を持たせられれば、この映画全体のテンポが少し落ちてしまうような気もするしなかなか難しいですね。

と思いつつも僕はきっちり2回泣きました。

特に中盤、1でも出てきた「ある施設」が出てきた部分では「僕が知らない所でいつのまにか、ここはこんなに朽ち果てていたんだな…」と思い涙がポロポロと流れました。

 

なんで、思い入れが強い人も弱い人もオススメはオススメですよ。