スパイアクション映画『キングスマン』を観た!
娯楽要素満載のおもしろいキレキレアクション映画です。
実はすごいブラックな笑いを随所にちりばめられているのもいい感じ。
要は超オススメってことです!
監督はマシュー・ボーンさん。
この方は『キック・アス』『X-MEN ファーストジェネ−ション』と今作でまだ3作品しか監督をしていないのですが、恐ろしいことにどれも超弩級に面白くハズレがない監督さんです。制作、脚本、原作を共同でやっていますので、かなりマシュー臭が強い感じです。
主演は紳士スパイを演じるのは『英国王のスピーチ』でアカデミー主演男優賞を受賞した、コリン・ファースさん。
今作に合わせて数ヶ月、毎日3時間のトレーニングを行い、いままでのイメージに無いキレキレアクションを見せてくれます。
敵役を演じるのはサミュエル・L・ジャクソンさん。
最近では『アベンジャーズ』のニック・フューリーの印象が強いのですが、今作では地球の事を考えて、人類を滅ぼそうとするIT長者を演じていて、なかなかのハマり役でした。
まず、この映画はどんな人も楽しいスパイアクション映画なのは間違い無いでしょう。
なぜかというと、物語やアクション映画の要素、音楽、編集などがかなりの密度で詰め込まれているで飽きるタイミングがありませんので、興味が常に持続しています。
なのでこの映画に関して言えば面白さは保証できます。
あとは個人の趣向、この映画のこのノリについていけるか?という問題になります。
で、個人的な感想を書きますと、僕は超ノリノリで観ました。
オールドスタイルのスパイ映画の体裁をしながらも音楽や映像は現代的なアップデートされていて、そこにマシュー・ボーンのセンスが見事に融合しています。
特にCGの使い方が素晴らしいです。最近のCGの傾向ではどんどんリアルに見せていくのが主流だと思うのですが、この映画のCGは誰が見ても「あ、CG丸出しだ!」という感じです。
そのCGと撮影や演出が上手く組み合わさっていて、古臭いけど新しい、野暮ったいけどおしゃれという絶妙なバランスで最高です。
その他だと、やはりアクションシーンが素晴らしいです。
ガジェットを使いこなし敵をなぎ倒していくシーンはやはりワクワクしますし、特に傘のガジェットを使ってのアクションは見ていて真似がしたくなるワクワクする雰囲気に包まれています。
一応R-15ですが、全体にオシャレな雰囲気で、バイオレンスな場面も血が大量にでたりするわけでな無いので、グロいのが苦手な人も見れると思います。
ただ、中盤に、映画の歴史の中でもトップクラスのブラックジョークがありますのでそこだけ注意すれば大丈夫です(僕はそのシーンに大爆笑しました)!