SF映画『エンド・オブ・デイズ』を観た!
アーノルド・シュワルツネッガー作品で最強の敵が現れます。
第20回ゴールデンラズベリー賞で最低男優賞、最低助演男優賞、最低監督賞と3部門にノミネートされていて世間ではダメダメ映画となってます。個人的には(それなりに)見所のある映画だと思います。
監督は『カプリコン・1』『カナディアンエクスプレス』『レリック』など作ったピーター・ハイアムズさん。
器用な職人監督さんです。僕のお気に入りは『2001年宇宙の旅』の続編『2010年』が(世間からはダメ映画との誉れ高いですが)好きです
主演はアーノルド・シュワルツネッガー。この映画のシュワちゃん、黒いロングコートに無精髭を生やしたスタイルなのですが、過去のシュワ作の中でもかなり格好いい部類に入ります。実はこの1点だけでもシュワファンはこの映画を観る価値があるんじゃないでしょうか?
宇宙人や液体金属ロボなどいろんな人と戦ってきたシュワルツネッガーさんですが、この作品の敵はサタンです。実体が事実上ないです。
まあ、シュワルツネッガー作品の中では最強の敵です。なにせ実態がない出来なのですから。
この敵、サタンが一人の女性を追い求めてその女性をサタンから守るのが、シュワルツネッガーの役なのですが、この実態のない敵(一応人間の姿はしていますが)からの守り方がすごいんですが、さすがはシュワちゃん、とにかく、銃を撃ち、弾薬で対抗します。
まあ序盤はまだいいんですが、後半のある一点までそれで対抗しようとします。
でも敵はサタンですから基本、なにも効きません。1ダメージも食らっていません。
でも関係ないです。なにしろシュワですから、とにかく、銃を撃ち、弾薬なんです。
後半までそんな感じなので、観客もある種の不安を抱きます。
「このまま本当に勝ったらどうしよう!?」という、あまり映画では抱くタイプの無い不安です。
しかし、この映画の一番面白い部分は実はそこにあるんです。
要は「どうやってシュワはサタンに勝つのか?」という部分に関して、今までのシュワ映画には無い、大ドンデン返しの勝ち方をします。
別に普通の映画としてみたら、なんでも無いラストなんですが、シュワ映画としてみたら、結構びっくりしますよ。
その他だと、ビジュアル的にもかなり楽しい映画でもあります。リンゴの表面が地獄絵図になったり、面白い雰囲気のおばあちゃんが爆発したり、主人公の相棒がサタンのおしっこで爆発したりします。
なかなか文書では伝えにくいので、ぜひ観てみて下さい。